特集 2026年4月17日

日本最南端のアーケード商店街

3月末、石垣島に家族旅行に行った。それはそれはたくさん見どころがあった。

今日はそのひとつ、日本最南端のアーケード商店街を紹介させてください。

1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー)

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急に3時間空いて商店街に

石垣島に来たのは初めて。沖縄県自体17年ぶり。3月末の沖縄は気温25度でカラッとしていて、もう石垣空港に着いただけで「よい……」とうっとりした。

2泊3日の旅程の2日目のこと。この日は竹富島に渡るつもりで、レンタカーを運転して石垣港離島ターミナルに向かった。そこに建つ黄金の具志堅用高像については、既に当サイトの朝エッセイに書いた

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逆光と天候のせいで、具志堅の怒りに触れたみたいになった。

このとき10時15分くらい。私たち家族はホテルで朝食ビュッフェをたらふく食べ、部屋でしばらくぐったりし、10時30分発のフェリーに乗れるかな~と来たのだった。

しかしフェリーは既に満席。次の11時の便も既に満席で、その次が13時30分。 

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完全に舐めていました。

ここまで来て竹富島に渡らない選択肢はない。兎にも角にも13時30分発のフェリーを抑える。一安心。一安心だが3時間も空いた。どうしよう。

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港の向こうには改修中でマインクラフトみたいになっている橋が見える

調べてみると、離島ターミナルから歩いて数分のところに商店街がある。なんと「日本最南端のアーケード商店街」だという。

そういえば石垣島、とにかくあちこちに「日本最南端」を謳うものがあるのだ。ロードサイドにあるドン・キホーテもCoCo壱番屋も、店頭にでかでかと「日本最南端!」と書いてあった。

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日本最南端のビアガーデンもあった。

じゃぁ日本最南端のアーケード商店街ってどんな感じなんだろう? と来てみたのが、石垣港から徒歩10分ほどにある「ユーグレナモール」である。

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ユーグレナモール。株式会社ユーグレナが命名権を取得している。
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おみやげパラダイス

ユーグレナモールは「中央通り」と「銀座通り」という、南北に伸びる2つの通りから構成されるアーケード商店街だ。全長130メートルほどの通りが、1ブロック挟んで平行に並んでいる。

さっそく「中央通り」に行ってみる。

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中央通りの南側から入る。向こう端が見えるくらいの長さ。
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地面のタイルは沖縄の伝統工芸「ミンサー織り」の模様。

足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのはお土産屋さんの多さであった。

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島のみやげ館。「珍味・珍酒」「沖縄限定菓子」「免税」
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うちなーみやげ館1号館。さっきのお店とカラーリングが似ているけど別の店。ちなみに同じ商店街に2号館もある。
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いろいろ、というお店もあった。いろいろある。

とにかく「物」の圧に圧倒される。単位面積あたりの物の量が多い。全店舗の物を一回全部外に出してみたら小学校の体育館くらい平気で埋まるだろう。一列に並べたら東京からサンフランシスコまで届くだろう。

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Tシャツをはじめオリオンビールグッズもめちゃくちゃあった。オリオンビールのぬいぐるみが当たるくじもある。かわいい。
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かき氷を待つ椅子に「氷」の写真が貼ってある。

東京からサンフランシスコまでの距離は約8,200キロメートルらしい。さすがに言い過ぎた。

それはともかく、そんなお土産屋パラダイスのなかに「日本最南端の駄菓子屋」がある。

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日本最南端の駄菓子屋「みやま」

実はここも沖縄土産の店なのだ。さまざまなお菓子の沖縄限定フレーバーが、駄菓子屋の密度でギチギチに並んでいるのである。ねるねるねるね沖縄パイン味、沖縄ブラックサンダー(黒糖)、キットカット紅いも、コロロ石垣島パイン……!

全部気になるけど、こんなにたくさん買い込んでいたらきりがない。これからフェリーに乗るし。

そんな悩みを見透かすように置いてあったのが、350円の詰め合わせパック。小分けのお菓子を何種類かまとめて売っていた。これは助かる。このまま人に配ってもいいしね。

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コロロがベースの詰め合わせを買った。マルカワのフーセンガム(シークヮーサー味)やカントリーマアム沖縄県産紅いもが入っている。あと普通にスッパイマン梅キャンディーもある。
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八重山メガネセンター

中央通りの真ん中あたりには「石垣市公設市場」という建物があった。

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かわいいアイコン
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半地下になっていて中の様子が見える。

市場。なんと魅力的な響き。中をのぞくと、肉も海鮮もフルーツもあるのが見える。

しかし私たち家族は既にホテルの朝食ビュッフェを腹いっぱい食べてきた。全然お腹が空いていなかった。

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この日の朝の様子。テンションがあがってこの感じを2周した。前日には石垣牛などもたらふく食べている。

時刻は11時すぎ。まだお昼には早い。一旦スルーしよう。

ここまでの流れで勘の良い方は「この商店街レポート、全然食べ歩きしないな」と思ったかもしれない。そういうことである。

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公設市場周辺では地元の子どもたちが鬼ごっこに興じていた。

さて中央通りもそろそろ終盤。ここに来て、急にお土産屋ではない店舗が目に入ってきた。

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八重山メガネセンターである
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八重山の「Y」をモチーフにしたかっこいいロゴ。
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沖縄県眼鏡小売専門店会のかっこいいロゴ

そうだった。ここはお土産屋パラダイスではなくて「商店街」だった。地域に根ざしたお店もちゃんとあるのだ。

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隣は洋品店。ファッションショップあざみ。昔の商店街って、こういう店舗ごとのロゴがありましたよね。

ここで中央通りは終わり。隣の「銀座通り」に向かいながら、周辺をぶらぶら歩く。まだフェリーが出るまで2時間ある。我々には時間がある。豊かさとは持っている物の多さではなく無駄に使った時間の多さだと、ドンデコルテの渡辺銀次さんも言っていた。

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シーサーパーキング
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絶対に僕と同世代が開いたであろう店名のスナック
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優勝だって!すごい。

⏩ 次ページに続きます

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